こんにちは!2児のママrioです。
私たち夫婦は第2子出産に向け2人で産休育休を取得することを決め、2023年4月から1年間の育休取得中です!
日々試行錯誤の毎日ながらも、夫婦ともに一緒に取得して良かった!と感じています。
ただ、夫婦同時に1年間取得しているご家族は知り合いにおらず、インターネットやSNSにも知りたい情報があまりなく、取得を決める前は様々な不安がありました。
現在取得を考えているご夫婦や将来取得を考えたい方の参考に少しでもなればと思い、取得の理由についてまとめていきます。
この記事では、なぜ夫婦で1年間育休を取得することにしたのかについて書いていきます!
私たち家族について

はじめに、簡単に私たち家族と第一子長女(以下娘)出産後以降の暮らしについて紹介します。
家族紹介
・夫婦ともに30代会社員。共に実家は遠方(新幹線と電車を乗り継いで3〜5時間)。
・夫は平日休みで土日祝日も出勤。残業多め。
・妻(私)は土日祝日休み。通勤時間は片道1時間半。時短勤務中。
・4歳の娘。11ヶ月から保育園に通園。かなりの甘えん坊、自己主張が強め!
・0歳の息子。今のところとってもおっとりボーイ。
娘が生まれてからのすれ違いの毎日
今回夫婦揃って育休を取得していますが、娘の出産時は私のみ1年間育休を取得しました。
夫は出勤日は早朝から深夜まで仕事、当時資格取得のために休日は学校に通っていた為、週7日全て早朝から深夜まで家にいないというワンオペ生活をしていました。
なので”育休を取る”という言葉が頭に浮かぶことももちろんありませんでした。
また、当時は今よりも男性育休が浸透していなかったことや、私自身も”母親が頑張らなきゃ”という気持ちが強く、母親1人で育休を取るのが当たり前という感覚でした。
娘の育休中は夫が育児に関わりたい気持ちは感じていましたが、なんせ家にいない。話したくても話せない。
仕事の疲れや資格取得のプレッシャーで一杯一杯になっていた夫は家にいてもイライラしていることが多く、私は私で初めての育児に対する不安や睡眠不足、毎日子供と24時間2人っきりの生活で疲れが溜まり疲労困憊。
出産前と何も変わらない生活をしている夫にイライラ。コミュニケーションが完全に不足しているのもあり、この頃からすれ違いが始まっていたなあと思います。
私の復職後は夫婦で休日が異なり娘も平日は保育園へ通っているため、3人で休日が揃うのは年末年始くらい。
平日休みの夫はGWも全て仕事。年に数回趣味の旅行やキャンプに行くため、どちらかが有休を取得しなんとか予定を合わせる・・!という生活がスタートしました。
平日朝の起床後1時間や夫が休みの平日帰宅後の夜は3人揃っていましたが、朝は準備でバタバタ、夜は寝かしつけまで怒涛のスケジュール、私は仕事終わりでヘトヘト、と落ち着いて夫婦でゆっくり話をする暇もなく・・・。
私は土日もワンオペ生活をしていたので、週7日休みがない感覚で心身ともに疲弊しており、すれ違いによるコミュニケーション不足で夫婦喧嘩も増えていきました。
おまけに娘の「ママがいい!!!」も重なり夫のイライラが増し、家の空気は相当酷かったな、と今振り返っても思い出したくない毎日でした(笑)
・・・というように、娘の出産後から常になんとなーくピリピリした空気が漂っていた我が家。
私も夫も疲れている。こんな毎日は嫌だ。もっと思いやりを持ってお互い接したい。娘のことも大好き。
そう思っていたものの脱却できずに毎日が過ぎていました。
そんな中我が家にやってきてくれた息子。私も夫も子供は2人欲しいと願っていたため、妊娠がわかったときは2人でとても喜びました。
そしてこれまでの暮らしを振り返るきっかけ、夫婦で育休取得を考えるきっかけとなりました。
夫婦同時育休取得を決めた理由



次に2人で育休取得を決めた理由、またなぜ1年間取得することにしたのかについて書いていきます。
一緒に育児をしたい!
これが一番の理由だと思います。正確にいうと”一緒に”というのは私の想いで、夫は”新生児期の子育てにしっかり関わりたい”という想いが強くありました。
はじめて笑った!脚が上がるようになってきた!というような新しい成長や喜びや、最近ミルクの飲みが悪い・・・全然寝てくれない・・・というような日々変わる不安や悩み、育児をしていると毎日色々な出来事が起こります。
嬉しいことは二人で共有した方がやっぱり嬉しい。
不安や悩みもその場で二人で共有する方が心が軽くなる。
と今息子の育児をしていて実感しています。
また、今回夫が育休を取って大きく変わったと感じているのが、子育てに対する当事者意識がものすごーく強くなったということです。
例えば娘育児中はこういうことで悩んでると相談を持ちかけても、「任せるよ」「いいんじゃない」等の一言。
なんで自分の子供なのにこんなに興味を持ってくれないんだろう、こんなに悩んでるのになんで人ごとなんだろう、と思うことがよくありました。
今思えば、その悩みに立ち会っていない、経験していない=夫自身はわからないし困ってもいなかったからだろうと思えるのですが、初めての育児で手探りの毎日の中、独りで子育てをしている意識が強くなった要因だったなあと感じています。
「最近全然ミルクを飲んでくれなくなったけどどうしたらいいんだろう」と調べながら相談したり、今笑ってくれた!と共有できたりする今の毎日はかけがいのない時間だなあと思っています。
夫自身も子供たちとじっくり向き合える毎日を過ごせ、改めて育休を取ってよかったと話しています。
家族で過ごす時間を作りたい
2つ目の理由として、家族の時間を作りたいという想いがありました。
冒頭でも書きましたが、これまで家族全員一緒に過ごす時間はほんの僅か。
家族みんなでショッピングモールにふらっと出かけたり公園で遊んだりというのは憧れの憧れでした(笑)
自分たちで決めた働き方をしていたものの、このまま気づいたら子供たちが大きくなってしまうのかな、という寂しさや虚しさを日々感じていました。
夫は夫で平日の休日を1人で過ごす中で同じような虚しさを感じていたそうです。
今回も私のみ育休を取得し、夫の休日に娘の保育園をお休みさせて家族で過ごすという選択肢もあったとは思います。
ですが、一生のうち子供が小さな時期なんて本当に一瞬。
まだ若いとはいえ自分や家族がいつ健康じゃなくなるかもわからないし(考えたくないですが)、人生のたった1年くらい家族のことだけを考えられる時期があっても良いんじゃないか、という考えから今回の育休取得に至りました。
お金の心配や、夫とこんなに長い時間一緒に過ごすことは初めての経験になるため不安があったり(笑)、2人で育休を取得することに対して不安や心配は色々とありましたが、それ以上に家族と過ごす時間を優先したいという気持ちが夫婦共に強くありました。
実際に家族の時間が増えた今、一番変化を感じているのは娘の情緒が安定したことです。
パパあっち行け!と頑なに言っていた娘がパパが良いという瞬間が増えたり、日常的に癇癪を起こすことが多かったのですが癇癪も相当減りました。
もちろん娘の成長による変化はあるかもしれませんが、物理的に家族時間が増えたことが結果として私たち夫婦に心の余裕が生まれ、娘にも影響を与えたのかなあと思っています。
長女の心配
きょうだい育児をされている方々、本当にすごいと当事者になって改めて感じている日々ですが、今回息子の出産後の生活をイメージする中で何よりも心配だったのが娘のケア。
2回目の子育てということもあり、正直新生児の育児はなんとかなるだろう!と思っておりそれよりも何よりも妊娠中から娘のことが心配で心配でたまりませんでした・・・。
生まれてからこの4年間、保育園に行く時間を除いて365日ずーっと私といた娘。
生まれてから4歳の今もずっと抱っこマン。家の中でも隙あらば抱っこコール。
私のトイレもまだまだべったりついてくる。ここに座って!と目の前にいるのに隣に座らないとイヤ。
ちょっと立ち上がっただけでどこ行くのと言われる。寝起きもいまだに1人で起きてこれず毎朝こっち来て!抱っこしてと呼ばれる。
おまけに食に興味がなくとにかく食べない。
2歳ころからの癇癪持ち、泣いたら1時間だって諦めない。
昼寝なんてもちろんしない体力おばけ。なのに夜の寝かしつけに1時間以上。
4歳児ってこんなものよと言われたら何もいえないのですが(笑)、母や会社の同僚からも、下の子生まれたら大変だねと言われまくった甘えん坊娘。



息子が生まれて授乳や抱っこなんてしてたら娘はどうなってしまうんだろう・・・。そもそも授乳や抱っこをさせてくれるのか・・・。娘に私は優しくできるのだろうか・・・。
息子の妊娠がわかった当初、私自身の体の回復と育児の軌道が乗るまでの2ヶ月は育休をとってほしいと夫に伝えたのですが、娘の普段の様子を夫も理解しているため「そうだよね」となりました。
結果として、赤ちゃん返りはあるものの、どちらかが娘の話や遊び相手、お世話に対応できているので娘の情緒も想像していたより安定しています。
また、息子のことをとても可愛がっていくれているので私たちもとても嬉しいです。
会社の定期人事異動のタイミング
最後は夫が1年間取得する大きな決め手となった理由ですが、年に1度の定期人事異動のタイミングと出産時期が重なったことがあります。
夫の会社では男性育休がまだあまり浸透しておらず、取得した方の話を聞く機会もなければ上司や同僚も経験のないことでした。
その為、夫自身取得は決めたものの期間については相当悩んでいたと感じています。
初めは2〜3ヶ月の取得を検討していましたが、数ヶ月単位で進めていく業務が中心のため、数ヶ月抜けることは自分自身も中途半端だし同僚や人事にも手間をかけてしまうのでは?という点がネックでした。
それならばいっそのこと年に1度の定期人事異動に合わせて取得した方がいいのでは?と夫自身考えが変わり、結果として1年間の取得を決めました。
定期人事異動では毎年多くの方の異動が生じるため、業務の引き継ぎや荷物の整理など異動者も同様に行います。
そのため”1人だけ抜ける”という感覚はあまりなかったと言っています。
妊娠のタイミングはコントロールできるものでないため、出産時期が違っていたら夫の育休取得期間はもっと短くなっていたかなと思っています。
また、男性の育休取得は経験者があまりに少ないことや周囲の理解を得ることが大きなハードルになるかと思います。
前向きに取得したいものの、後ろめたさを感じることや周囲の声が気になるというのは必然に生じてしまうと思います。
”取得をすること””取得の期間”については、夫の気持ちを何より尊重することが大切だと感じました。
まとめ
これまでの生活や色々な心情が重なり今回の育休取得を決断した我が家。
今回は取得の理由について書きましたが、取得することや取得の期間の決断については夫婦で話し合ってお互いの気持ちをすり合わせることが何より大切だと思います。
次回は出産後の生活について書いていきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。